副業をしたい看護師必見!「手渡なら副業はバレない」は本当か?

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平成29年に政府の方針による「働き方改革」が発表され、その中で一番目を引いたのが「副業の推進」だったのではないでしょうか?

看護師も例外ではありません。

実際に病院に勤務しながら、別の介護施設で夜勤したり、看護師とは全く違う仕事(動画編集、せどり等)を行っていたりと、している方もいらっしゃいます。

しかし、まだまだ副業禁止の病院は多いのが現状であり、副業したくてもできない看護師もたくさんいます。

ここで多くの方が「現金手渡しの副業ならバレないのでは?」と考えると思います。

しかし結論から申しますと、

「現金手渡しでも副業はバレます」

看護師の副業がバレる原因

この記事では副業がバレる原因とその対策を私見も交えて解説します。

原因①住民税でバレる

副収入による収入アップに伴い、請求される住民税が多くなっていることでバレる場合がほとんどです。

地方自治体は、その人の給与額(年)に合わせて企業側へ住民税を請求します。

その際、職場の給与計算する人(一般的には総務)が他の社員の住民税と比べ高くなっていることで副業が発覚します。

原因②社会保険料でバレる

社会保険とは厚生年金、健康保険、雇用保険、介護保険などがあります。

副業を行った際、他の病院や施設で雇用され、なおかつその副業先で社会保険に加入すると、本業と副業の両方の合計に対して社会保険料が微収されます。

その後、事務所は本業の会社に対して、決定通知書を送るのですが、この時副業の報酬も記載されているので、会社に対し副業がバレます。

原因③うっかり話しちゃう

本業以外で収入があることは、誇らしいことです。

誇らしいことは、つい人に話したくなるのが人間です。

意外と多い原因としてうっかり同僚に副業のことを話しちゃったり、SNSに副業のことを載せちゃったりして、それを見た同僚から拡散していきます。

同僚も悪気があって、拡散させてしまったわけではないでしょうが、噂が回って総務部にまで届いてしまうと副業がバレてしまいます。

副業収入があっても、人には話さず、自分や家族の間だけで満足しましょう。

原因④同僚に見られてしまう

在宅ワークなら同僚に見られる心配はないのですが、看護師が本業とは別の介護施設で働いていた場合、同僚やそれに近い人間に見られる可能性は大いにあります。

むしろ、絶対安全な職場はないと考えた方が良いでしょう。

注意!副業収入が20万円以下でもバレる

副業の収入が20万円以下であれば、副業はバレないといった話をよく聞くと思いま

すが、基本的にこれは間違いです。

20万円以下という数字は確定申告の必要がない数字であり、雇用されている副業であれば、20万円以下であっても、給与所得は会社が給料支払報告書を自治体に提出しますので、はやり住民税の額に差が出てしまい、バレます。

対策①就業先(本業)に交渉する

まずは就業先に対し副業をして良いか交渉できないか考えてみましょう。

もしこれがクリアできれば、何も考えることなく、時間、体力の許す限り稼ぎ放題になります。

しかし、現在の日本で副業を容認している企業は2割ほどで、企業の本音としては、

「本業に影響を出してほしくない」

「優秀な人材の流失を防ぎたい」

といった理由で副業を容認しているみたいです。

対策②資産運用はしても良い

最近では積み立てnisaやiDeCoなど少額から始められる投資が増えていますが、資産運用で利益を得ることは、副業とはみなされません。

これは副業禁止の公務員においても同様です。

しかし積み立てnisaやiDeCoで大きく利益を出すことは難しいです。

大きく利益を出そうと思い、株やFXを行っても、デイトレーダーをはじめとするお金のプロに勝つには相当努力が必要になります。

対策③副業を容認している病院に転職する

どうしても副業がしたいと思うのであれば、副業を容認している病院に転職することが最も確実な方法です。

注意したい点として、副業を容認しているということは、そもそも本業の給料が安い、その代わり副業を容認している。

といった裏がある病院もあるので、転職して副業をした方が、本当に良いのか慎重に考えた方が良いです。

対策④クラウドソーシングを利用する

仕事を探している人と仕事を依頼したいクライエントを結ぶサービス、いわゆるクラウドソーシングがあります。

クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどが有名ですが、意外と看護師の経験やスキルを活かしたライティングの依頼が多いです。

さらに、看護師は専門性が高く、一般のライティングより文字単価が高く設定されていることが多いため、副業としておすすめです。

また、クラウドソーシングでは業務委託としての依頼がほとんどなので、年間20万円以内の収入であれば確定申告の必要はないです。

仮に年間20万円以上の収入があっても、確定申告を行う際、確定申告書の「住民税に関する事項」の欄で、「自分で交付」にチェックします。その後副業による収入に関する住民税の通知が自宅に届くことになるため、副業がバレるリスクが少なくなります。

在宅ワークとして、動画編集やプログラミングのスキルを身につけてクラウドソーシングを行う方法もありますが、これはすでにプロが参入している分野なので、よほど得意でないと仕事を得ることは難しいですし、看護師の専門的なスキルは活かしにくいです。

対策⑤副業先の住民税だけ普通徴収にする

対策④でも少し書きましたが、確定申告の際の注意事項を守れば、住民税の差で副業がバレる心配は少ないです。

しかし、市区町村によっては、できないこともあるため、副業を始める前に確認を取る必要があります。

対策⑥転職エージェントに相談する

転職エージェントは転職に関するイメージが強いと思いますが、実は副業に関する相談も行っております。

転職エージェントは仕事を紹介した際に、紹介先から報酬を得るので、看護師が相談する上でお金が発生することはありません。

また定期的に転職エージェントへ相談することで、自分の市場価値がわかり、今すぐ転職を考えていなくても、いずれ転職を希望する際、転職が失敗しにくくなるメリットがあります。

転職エージェントにも合う合わないがあるので、1社だけではなく、ぜひ2〜3社と相談してみましょう!

ここまでのまとめ

以上をまとめると

•看護師が副業を行う際、手渡しならバレないは間違い。

•なぜなら住民税や社会保険料の差で会社にバレるから。

•副業のことをうっかり同僚に話したり、SNSにあげて副業がバレることも意外と多いです。

•副業収入が年間20万円以下でも、やはり住民税の差でバレてしまいます。

対策として

•就業先に相談してみましょう。

•資産運用はしても良いです。

•副業を容認している病院へ転職しましょう。

•クラウドソーシングを利用しましょう。

•副業先の住民税だけ普通徴収にしましょう。

•転職エージェントに相談しましょう!

になります。

では看護師の副業はどんなものがあるのか具体的にみてみましょう。

看護師の副業先

①病院

まずは看護師が働いている就業先で一番多い病院です。

病院と言っても、病棟、外来、健診センターなど働く場所は様々ですが、特に病棟は慢性的な人員不足であることが多いため、病棟の求人が多いです。

しかし、副業で働くには、その病院が副業で働くことを容認していることが前提になるので、副業先としては狭き門であると言えます。

また、病院によっては専門スキルが必要となる為、副業として経験がない診療科で働くのはハードルが高いです。

②クリニック

クリニックでは、病院より組織的には緩いです。

なので病院と比べ副業看護師の受け入れは多いと思いますが、やはりクリニックも単科であるため、専門的なスキルがないと副業は難しいです。

しかし、採血や点滴など、看護師の基本的なスキルがあれば働けるクリニックもある為、病院より求人は多いです。

③介護施設ナース

最も現実的な副業先の一つが介護施設です。

介護施設は慢性的な人手不足で、特に看護師の数は圧倒的に足りません。

介護施設で、看護師が求められるスキルとして、

•薬の管理

•傷の処置

•気管内の吸引

•急変時の対応

などが求められますが、これらは介護福祉士では行うことができません。

(※気管内吸引は所定の研修を受ければ介護福祉士でも可能)

(※急変時の対応は介護福祉士でも可能だが、看護師の専門スキルが求められる)

ですが、薬の管理に関しては、朝、昼、夕のいずれかの時間に在籍してくれれば良いので短時間のバイトも可能です。

おむつ交換やトイレ誘導、食事介助などの介護業務は介護福祉士が行うことが多く、看護師は看護業務に専念できるため、副業としてもおすすめと言えます。

④イベントナース

イベントナースは、音楽フェスやスポーツイベントなど、主に休日に開催されるイベントに対し、参加者やお客さんが怪我や体調を崩した際に、応急処置したり、救急車を呼ぶか判断をしたりする看護師です。

ここ数年はコロナウイルスの影響でイベントの自粛があり、求人は少ないです。

日給は様々ですが日当1万円前後で募集されているところが多いです。

給料ももらえて、イベントの雰囲気も味わえるおすすめの仕事です。

⑤コロナウイルスワクチン関連ナース

コロナウイルスワクチン関連ナースは、文字通りコロナウイルスワクチンを打ち、急変が起こったら、それに対応する看護師です。

コロナウイルスワクチンは筋肉注射なので筋肉注射のスキルがあれば行うことができます。

国の事業なので、日当が3〜4万と破格であることが多いです。

コロナウイルスワクチン関連の求人は国や県が直接病院に要請していることが多く、病院に求人があった場合は病院公認の副業ということになります。

かなりおすすめですが、期間限定です。

⑥ツアーナース

ツアーナースは、例えば小学校の遠足や、日帰り・宿泊ツアーなどの付き添いになります。

ツアー先で怪我をしたり体調を崩した方のケアや、病院の付き添いをおこなったりします。

⑦ライティング

対策④でも紹介しましたが、クラウドソーシングを利用したライティングです。

看護師の転職市場が大きいためか、医療とは関係のない方から重要があるためか、メジャーな仕事であるためか、様々な理由がありますが、看護師のライティング需要は皆様が思っているより多いです。

また、単価も高く設定されていることが多く、月10万以上ライティングで稼いでいる看護師さんもいらっしゃいます。

看護師で経験したこと、経験から考えたこと、普段考えたことを文字にすれば良いので、文章を書くのが得意な方におすすめです。

⑧ブログ(アフェリエイト)

ライティングと似ていますが、ブログを立ち上げ、アクセスが伸びる記事を考えて、記事に広告を貼ることで、ブログ訪問者がクリックし、ものが売れ報酬が発生する仕組みになります。

ライティングと一緒で、医療系の記事は需要があるので自分でブログを立ち上げるのも良いかと思います。

ただ、成果が出るまで時間がかかるので忍耐が必要です。

おまけ

副業ではないのですが、お勧めしたいのがトラベル・ナースです。

トラベルナースとは、看護師が不足した地域に派遣され、一定期間看護師として働く制度のことです。

雇用期間は3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と様々です。

看護師が不足した地域なので、離島や北海道の求人も多いです。

給料は1ヶ月40万の求人もあり、高めに設定されています。

家具家電付き寮完備の求人も多く、旅行好きや、県外に出てみたい方にはお勧めです。

まとめ

以上、副業について、

•給料が現金手渡しならバレないのか?

•副業はなぜバレるのか?

•副業がバレない対策。

•看護師の副業先。

•トラベル・ナースはお勧め!

について私見を交えて解説させていただきました。

この記事を読んだ方で少しでも副業、転職、トラベル・ナースに興味を持った方は、一度転職エージェントに相談してみてください。

相談は無料ですし、自分の市場価値も分かります。また、今流行している業界も転職エージェントは知っていますので、ひょっとしたら今後進む道の新たなヒントに出会えるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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